『相良康生』十年間で約五百人を殺害している真性の異常者。その手口は様々であり正体不明。そんな彼はある日、七宮依子に招かれ、七宮村を訪れる。そして一人、また一人と、当たり前のように、無意味に人が死んでいく。ナナクササマ、ケダモノ様、オクスリ様――この惨劇の終わりは未だ見えず。「ああ、私、あの人を愛して本当によかった……」